ト ッ プ メ ッ セ ー ジ
株主のみなさまには平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
歴史も文化も異なる会社同士の経営統合から4年経ち、経営統合時の中期経営計画「CARTA2022」で重要目標として掲げたEBITDA60億円は一年前倒しで達成することが出来ました。経営統合プロセスにおいては経営理念を作成し、様々な基盤を整備し、グループ会社の再編も行い、バックオフィス機能はまさに一つのプラットフォームとして有機的に機能し始めています。それら様々な変革に加えて、テレシーなど新しい事業への取り組みや投資、人員採用も積極的に行いました。一部計画通りに進まなかった事業もありますし、また2022年は特に下半期以降、日本においてもインフレが進むなかでビジネス環境も大きく変化し、競争環境もより厳しくなってきていると感じています。
こうした状況の中で、昨年、今年と利益面では一旦しゃがむ形となりますが、単に守りの姿勢になるのではなく、むしろ積極的に未来への取り組みを前進させてまいります。経営統合の仕上げとしてコストはかかってしまいますが、分散しているオフィスを統合し、期待に届かない事業は撤退も含めて、事業ポートフォリオを果敢に見直します。そして既存の主要事業についても、改めて収益率を高めていくために、構造改革を進めて参ります。2023年は全社一丸となって、これらを一気に進めていきます。これにより、今期業績は一時的に横ばいになりますが、来期以降の再上昇に向けた重要な布石になると確信しております。そしてそれほど遠くない未来に、過去最高益を実現し、株主価値のさらなる最大化を目指してまいります。
今後とも格別のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。